父の音閉音と前提宇宙とビッグバン

 

先月から父について書いてきました。口を閉じたままで発音できる唯一の音、そしてそれは全ての音の元であるとお話ししました。この閉じた音を光透波理論では「閉音、へいおん」と呼びます。母の音「母音」の前にはその音の元となる音があってそれが父の音「父音、ふおん」であると光透波理論では解釈しています。

この父音があってこそ出て来られた母音は開いた音、つまり「開音節」で、その母音を纏めた音が「AUM、オウム」であって、神秘学やインド哲学などでは宇宙の種音と呼んでいます。瞑想なさる方やインドの行であるヨガをなさっている方々も多分聖なる音として唱えていらっしゃることと思います。

では宇宙の種音と父音の関係はどうなっているのでしょうか?今まで誰も父音に関して何か研究した文献を著した人はありません。つまり前代未聞なのです。小田野早秧という人が初めてこの閉じた音の役割に気づいて研究をされたのです。これはとても重要なことなので心に銘じておいてください。

ではこれから宇宙の創生と種音の関係についての光透波理論的所見を少しだけご紹介します。

現在、宇宙はいわゆる「ビッグバン」によって始まったという仮説は多くの人たちに受け入れられています。元々は極小の一点(10のマイナス何十乗という極小で高温の一点)からの爆発によって始まり、いまだに膨張を続けていると考えられています。ビッグバンによって一点から開いて膨張を続けているということを「母音、開いた音」と取りますと、その前には何があったのだろうか。当時の科学では何もなかったという状態があった、つまり無だったとされていました。しかしそれは無ではなく何かがあったのだと小田野早秧は考えました。そしてそれを「前提宇宙」と名付けたのです。これは小田野の造語です。そういう考えが今までなかったので用語も無く、新しい用語を作る必要があったわけです。さて、この前提宇宙が無限に縮小してあまりの圧縮度に限界まで行き詰まった末にそれこそブラックホール化し、結果的にそして必然的に爆発反転して今の宇宙が出来たというのが光透波理論です。閉じた音が開くための産みの苦しみを経て開いた音の宇宙が出て来たという考えですが、この説明は今までには他にはありませんでした。

しかし最近になってその前提宇宙なるものがあったかもしれないという新しい仮説が今出てきたのです。そう考える科学者は量子の研究者で量子というものを研究して行くとそういう仮説も成り立つというところに行きつくらしいのです。
https://wired.jp/2016/07/29/big-bounce-universe/

これに、量子を研究したこともない人がすでに気づいていたのです。では何を研究していて気づいたのだと思いますか?

答は、そう、「音」です。音の持つ意味とその音の出来てきた順番性という両方の観点を徹底的に研究することで多くの気づきが起きたのです。母音の前に父音があって、父母の後に子の音「子音」が出て来たという順番性です。その意義がいかに重要であるかを人類はまだよく知りません。特に日本語を日常使っていない人たちは知る手立てを持っていない為に研究を促すようなきっかけがなかったのです。その「知る手立て」とは日本語の五十音の表なのです、ご存知のようにア、カ、サ、タ、ナ、ハ、マ、ヤ、ラ、ワの十行とそれぞれの行に含まれている五音です、合計で五十音、これにンを加えて五十一音、これが云音表です。これだけで前提宇宙という考えにも行きついたわけです。

これから先も引き続きこの音というものの意義をご紹介して行きたいと思います。
2016.8.2
フアイー父の愛

 

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