言を分解すると天地創造の仕組みが分かる

水はコトバです。などといきなりそう言われてもねえ。そこで何から先に説明を展開して行こうかといろいろ考えました。

まず「コトバ」を定義して行きましょう。文字では、言、言葉、詞、というものがあります。どれも「コトバ」と読みますが、意味合いは違います。

「言」一文字でコトバと読みますが、「言行一致」、「言を左右にする」など、葉っぱ無しで通用しています。まず一番シンプルなこれを分解して展開して見ます。光透波学の字分けでは文字の書体の飾りを無くし、幾何図形として見ます。そして、点(・)と直線(縦線と横線と斜線)のみに分解します。円と曲線は扱いません。従って、平仮名やアルファベットは一部の例外を除き分解しません。

ですから言はこのようになります。

・(点)、一、二、口となります。点という音に通じる文字の中から「転、展、天」に着目し、特に重要として互いの関連付けをしたのが小田野早秧です。

宇宙の全ての物は極小の点が基本で出来ている。その点が回転して展開している場が天である。

では、次の一を見ましょう。数字級数で一番目の数字で、「ハジメ(始)」とも読みます。一番目なのですからそうでしょうね。一つしかないと取りますと、比べる対象がないことから「絶対」も意味します。始めが一つで次に出てくる数は「二」です。相対が出来たわけです。例えば縦線があっても一つだけでは回転ができません。回転する線、鉛筆や棒を使ってみるとよく分かりますが。一か所に動かない支点を作らないと回転しません。二本の線が交差すれば回転が出来ます。交差点という回転軸ができたからです。二は相対である他に、回転という動きを可能にする数であると言えます。これを更に展開して解釈してゆきますと。宇宙という電磁場の電気と磁気という二つの基本要素も意味すると言えます。更に展開してゆくと、陰陽、男女、求心性と遠心性という二種類の動き、その動きを更に展開して行くと、呼吸、拡大と縮小という動きにつながってゆきます。宇宙の基本構造と基本の動きをほぼ網羅したことになります。

次に言葉です。言と葉っぱって何の関係があるのでしょうか。

それには詞の説明が要ります。言と司、言を司っている、コントロールしているものが詞であると書かれているのです。シです。シは数字の四でもあります。では五(ゴ)のつく言はある?ありますね、語です。言語の語です。順番からいうと先に四(詞)があって五(語)が出てきました(冗談でもこじつけでもなくマジで順番なのです)。司っている方の詞から様々な言語が派生してきた、元は一つの言だったのが、様々な地域と人種とが長い間に多くの語を作ってきたとしたらその道理と筋道を明らかにして行かなければ納得できませんよね。

まず、始めの点から一と二が出てきて、軸が出来たことで回転し、展開してできた天という場(ろ/□)が露(あらわ)れた。どうしてそうかと言いますと、・、一、二の次の□はカタカナのロの形で、文字としては「露―表れるという意味」が当てられますが、また「口」というものは言を発声するときに使う身体器官でもあります。

たった一文字の「言」を解いて云(運んでいる)光透波に内在している叡智のエネルギーは図のように分解することで天地創造の仕組みを指示しているのです。またアルファベットで表現して見ると、GENを頭に次のように重要な単語が出来ていることが示されています。このように読み解けるということに気づくとコトバというものが人知を超えた叡智の働きが加わって出来ているのではないかと推測できます。

「言葉の葉」に続く

言葉の葉っぱの意味

2017.8.31

「言を分解すると天地創造の仕組みが分かる」への2件のフィードバック

  1. 先生,こんばんは。
    ブラジルからのメールです。
    二年前ほどから寝る前に漢字のイメージが能に浮かび、それはスピリチュアル的な意味でした。
    インターネットで由来など調べていると、言霊に行き着きました。
    自分なりに浮かんだ漢字を
    字分けして、ポルトガル語に訳して知り合いなどにシェアーしております。
    昨日までは字分け、命波、光透波とは知らず、今日 先生のブローグにたどり着いて、やっと自分がしてた事が意味ある事だと理解出来ました。
    色々と参考になります、ありがとうございます。
    言はロゴスと言う意味が有り、やはり正しい道から外れない為、それは人間界に限らず全宇宙の生命が進歩する為だと思います。
    とても感謝しています、西洋で漢字でさえ教えるのが難しい、日本人とは何かとか、色々聞かれます。
    字分けした漢字数はまだ少ないですが、自分自身、己と人様に約立つ様に頑張って続けようと思います。

    1. 周防さま
      コメントありがとうございます。小田野先生は小学校の教師をしていらしたのですが、国語の授業で、文字を黒板に書いて、それに幾つのカタカナと数字が隠れているかとなぞなぞを出すと、子供たちは夢中になって見つけたそうです。そしてすぐに漢字を覚えてしまったそうで、書き取りコンテストでも皆優秀な成績を収めたそうです。その頃自宅でも子供たちに習字を通して文字を遊び感覚で教えたとのことです。その結果クラスの全員が展覧会で入賞したそうで、後でどっと生徒が増えたそうです。子供たちは文字の持つ力と魅力に無意識裡にも反応して、丁寧に真剣に向き合って書いたのではないかと思います。

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