水が燃える? 燃えると何が起きる?

水は実は燃えます。ただし、温度が問題で、水素と酸素が分離して両方燃えるには摂氏1200度の熱が必要だそうです。
他の方法としては、水を電気分解して水素ガスと酸素ガスにして燃やすことができます。普通の水を電気分解[i]しますと陽極側(+:プラス極)から酸素ガスが発生し、陰極側(−:マイナス極)より水素ガスが発生します。

福島原発で爆発したのは水素ガスで、その際に起こった反応は上記の酸素と水素の結合、すなわち水素の燃焼です。 水素と酸素を単に混ぜただけでは何も起きませんが、火元(火・電気火花・加熱・・・etc)があれば爆発的に水素が燃えてしまいます。非常に強烈な爆発です。
どのくらい強烈かというと、宇宙で星が生まれる時、水素ガスが約3/4、ヘリウムが約1/4、残りの2%がより重い元素という比率で大爆発が起きるそうです。つまり太陽のような恒星が出来るような爆発だということです。

現在放映中の「シカゴファイアー」というアメリカのテレビ番組があります。消防士達の活躍を非常にリアルに専門家的な知識を踏まえて見せています。それで信ぴょう性を確認するためにいろいろと調べて、火というもののことが少し分かって来ました。

私たちが知っている日常使っている水は物を冷やしますが、たとえば大火事になって、その中の温度が1200°C以上になっている(現代の建物は化学物質を使っているので、高温になる要素が多々あります)ときにホースの水をかけたらどうなるか?
一気に水素と酸素に分裂して、また結合することから大爆発が起きるのです。だから火事になったとき、温度が高い状態のところに水を入れると、爆発して危ないのです。それが起こらないように消火器はつくられているのだそうです。

だいぶ話が横道にそれてしまいました。水が銀河にある恒星たちを作っている原材料とも言えるということをお話ししたかったのです。そして、水は温度や、電気などが加えられることで、様々に変化し、大は星雲から小は私たちの細胞という小さな生き物までを構成する要素なのです。

さて、コトバと水との関係のお話の第二の段階となりました。その前にエネルギーについて少し学んでみたいと思います。

宇宙にあるあらゆる存在は全て元はと言えばエネルギーが形を変えているものです。熱いという意味では一番わかりやすいのが火というエネルギーですが、氷も、木も、石や、動物もエネルギーで出来ています。物理で習いましたよね。インターネットで「エネルギーとは何か」と検索するとまずでてくるのが「仕事をする能力[ii]」とあります。これだけでは何のことか分かり難いですね。以下にさらに細かい説明がありました。

物理系が他に対して仕事をする能力をもつとき,これを系のエネルギーという。保存力場内の物体は位置エネルギーをもつ。運動する物体がもつ運動エネルギーはさらに回転エネルギー,振動エネルギーなどに分類されることもある。以上を力学的エネルギーと総称する。熱はエネルギーの一種であって,熱エネルギーと呼ばれるが,その実体は系を構成する微粒子の力学的エネルギーの総和である。電磁現象には電磁エネルギー,光には光エネルギー,化学物質には化学エネルギー,原子核現象では核エネルギーなどが考えられる。あらゆる物理変化,化学変化において,これらのエネルギーの総和が保存されることを広義のエネルギー保存則という。この保存則に基づき,自然現象を各種のエネルギーの相互転換によって理解しようという巨視的立場が 19世紀のエネルギー一元論 (エネルゲティク) である。
出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

分かったような、分からないような説明ですね。かいつまんで言うと、宇宙にあるあらゆる存在の原料であり、それらが動くために必要な推進力であり、変化を起こさせる影響力であり、どういう形に変化しようと決して無くなることがない、不滅の存在だということが言えるでしょう。ただしこれは物理的なエネルギーの説明です。言い換えると、物理的エネルギーが何を原料にして、どう働いて(仕事をする能力)、森羅万象を造り上げているかと言うと、「水」が関与していたということなのです。水が無かったら物質宇宙は存在し得ないのです

次回は光透波というエネルギーについて考えて見ましょう。人間が使っているあらゆる言語の大元であるというのが光透波理論の根幹を成す考え方です。物理的な説明にあるエネルギーとは根本的に質的に異なるエネルギーだということが第一の性質。二番目に、そのエネルギーが生命のエネルギーの正体であるということについてお話して行きます。

NGC 3982は、おおぐま座にある渦巻銀河で、地球からの距離は6800万光年。この銀河は、ウイリアム・ハーシェルによって、1789年に発見された。 この銀河の大きさは3万光年であり、天の川銀河の3分の1の大きさである。中心には巨大なブラックホールが存在すると考えら得ている。また、腕の部分には、青白く輝く明るく新しい星と、星を作る物質である水素ガスが赤色に輝いて見える。1998年には、超新星が観測されている。

注。
i 電気分解とは、分解したい対象物質を溶解させた溶液に電圧をかけて電流を流すことで、化合物に対して正極側で酸化反応、負極側で還元反応を引き起こし、それによって電気化学的に分解する方法のことです。 装置は主に電極、電源、電解槽の3つで構成されています。電気分解|研究用語辞典|研究.netwww.kenq.net/dic/77.html

ii(物理学仕事をすることのできる能力のこと[1][2][3]。物体や系が持っている仕事をする能力の総称[4]

言葉の葉っぱの意味

言を分解すると天地創造の仕組みが分かる

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