今恋人いますか?
恋人欲しいですか?(欲しいですよねえ)
それとも面倒くさいから要らない?要らなくても読んでみてください。気が変わるかも。
私の場合恋人候補は男性です。これからのお話は彼という代名詞を使いますから適宜置き換えてください。それではご一緒に恋人を見つけてみましょう。
まず友達を見つけましょう。いろいろな方法があると思いますが代表的なものを。
1 大勢の人が集まる場所に行かないとなかなか見つからないので何か自分がそれをすると楽しいことの中から集まる場所を選びます。同性ばかりのサークルはだめですよ。まず少し観察をしてみましょう。ルックスだけで飛びつかないで、一緒にいて楽しいとか、息が苦しくならないような人も見て見ましょう。等身大の自分でいましょうね。リラックスしていることが大事なので、気張らないように気をつけましょう。気張っている人もかわいいですけれどね。好みは人それぞれかも。
2 大勢の人を知っている人に紹介をたのむ(今はプロもいます。有料ですが)。プロでない場合も等身大の自分を知ってもらいましょう。まるで合いそうもない人に紹介される可能性が低くなります。プロの紹介機関は婚活ですので、始めに良く知り合いたいからゆっくり進みたいというら希望を伝えないと1、2回会っただけですぐに断ってくるかもしれないので気を付けて。この場合も等身大の自分でいることは勿論です。共通の趣味だけでなく、自分の趣味を伝えて新たな体験をしてもらう。相手の趣味にも付き合って新たな体験をさせてもらう。意外性は楽しいと思います。知らない世界を案内してくれる相手はお互いにより魅力的です。褒めやすいしね。無理に褒めるのは不自然ですので。そうして次の段階に進む準備をして行きます。
3 偶然の出会いを待つ。これはともかく外出をしないとありません。旅をする、美術館やコンサート、ライブショウ(少人数なので話しかけやすい)、スポーツ観戦など自分の趣味に合わせて出かけて行きます。知らない人に話かけるのですから勇気が要りますが、突破口は「笑顔」です。強力な助っ人です。まずリラックスしてから自然な笑顔が出るように鏡の前で練習をしましょう。鏡の中の自分に向かって声に出して「あなたって素敵ねえ。大好きよ」など他の人にそう言ってもらいたい誉め言葉を自分に向かって言いましょう。声に出していった方がより効果的です。また会う機会を持てるかどうかは運命も関わっているのではないかと思いますので無理はしない方が良いのですが、また会いたいという意思表示は必要です。昔は撮った写真の送り先を聞く方法が良くありましたね。「今度私の知っているどこそこにご案内したい」というのもありましたね。「このままさようならは惜しい気がするのですが、私だけでしょうか」、というのもありました。創意と工夫を凝らしてみてください。練習もしてね(鏡の前もいいですよ)。
友達ができた!
これからどうするか。
恋人になる前の準備編。
友達が恋人になったら最高です。もともと気が合っていたのですから例えば人生のパートナーになって一緒に生活を共にする場合も楽です。人生に荒波は不可避ですから困難を乗り越えて行くときに一人で立ち向かうのではなく二人で助け合いながらやれます。友達なので相手の無能を責め合ってケンカをする可能性より協力して解決することができます。結婚した場合は離婚の可能性も低くなるので子供を作っても被害が子供に及びません。いがみ合っている両親を見て育った子供は、たいてい不幸な人になります。不幸な人をなるべく作らないことは社会貢献です。世界平和は幸せな家庭が基盤となって実現すると私は固く信じております。
では友達時代にすることから考えて見ましょう。
1 呼吸合わせ
「あうんの呼吸」と言いますね。気が合っているということです。私の友人に散歩の達人がいます。数年前に一緒に森を歩いていた時のことです。少し上り坂の森を歩いたのですが、運動があまり好きでない私にとって散歩は30分からせいぜい1時間で十分なのですがその日は3時間歩きました。彼とは15センチほどの身長差がある上脚が長い人なのでコンパスの差は非常に大きいです。相手が歩調を合わせてくれていなかったら息切れしたでしょう。まず彼は私と同じ呼吸をします。歩調も私に合わせます。鳥や昆虫や珍しい花を見つけるのも速いので教えてくれます。虫は手に取ってそっとなでたりしながら説明をしてくれます。野いちごなど食べられるものはつまんで手のひらに乗せてくれます。気がついたら3時間たっていたわけです。飽きっぽい私なので様子を見て途中でいろいろなブレイク(気分転換)をとっていたわけです。おかげで翌日は実に体調が良くなっていました。この人とはよく一緒に瞑想をするのでその際には呼吸法を先に一緒にしました。相手の様子を察知するためには呼吸を合わせることはとても重要だと思います。相手の呼吸が荒い場合は初めに合わせた呼吸を少しずつ自分がゆっくりと呼吸して行くことで調整できます。
2 観察力を強化する
顔色、姿勢、声音、表情、機嫌などをよく観察していれば今何をしては邪魔か、何をしてあげたらよいかが相当分かると思います。特に、余計なことを言ったりしたりされるのは何もされないよりはるかに辛いものです。気をつけましょう。
3 時間をかけて熟成発酵させる
何十年も別々の人生を歩いてきて、経験したことも、関わってきた人々(特に両親や兄弟)も異なる相手といきなり恋人になる危険は避けて、しばらくは友達でいながら共有の思い出を培って行き、自然に期が熟するのを待つ忍耐心を持つことは大変大切なことです。ひと頃「成田離婚」というのがありましたが典型的な失敗例です。
失敗しないための判別法には次のようなものが効果的だと思います。
- 一緒に笑う。笑えないのは今後の一生の相性にかかわるのでしっかり確認すること。
- 一緒に美を鑑賞する。感動を共有する。無感動で美が理解できない人は愛や思いやりが薄い場合が多いのでそれでも良いかどうかを考えるチャンスとなる。
- 何かに対する自分の考えを述べ合う。批判はしないがチャレンジ(デベート)はちゃんとする。負けず嫌いで怒りっぽいか、理不尽なところがあるかどうかが確認できるという大きなメリットがある。勝敗のあるゲームをするのも同じメリットがあります。
4 不必要に体に触れない。
好きな相手なので触りたいのはやまやですが、熟成する前に不味いものを飲むことになるかもしれないと思って慎重にしてください。妊娠したり、されたりしてから「この人じゃない!どうしよう。大失敗」となって不幸な結婚をスタートさせたら一生後悔ですよね。結婚しない場合でもストーカーになられたり、自殺されたりしたら大変です。手をつなぐ場合はTPOと動機は何かを考えてからしてください。ハグも同じです。
5 若い人の場合はドツボにはまらないように気をつける
- 金銭の貸し借りをする。チョイ借り・貸しもやめた方が無難です。お金にだらしがないのに長い関係を築くのは難しいです。
- 適量を超えてお酒をたくさん飲む。判断力が鈍るので危ない。他の目的があって近寄ってくる偽の友人はわざと酔わせるということもします。
- 独りでいる自分の家あるいは部屋の中に入れる、独りでいる相手の家あるいは部屋に入る。気心が知れるまでは避けた方が無難です。
バカみたい、時代遅れのオバハンだねえ。と思うかもしれませんが、これらは失敗の元になる場合が多いです。他にも気をつけなければならないのは、魅力的な容姿で近づいてきて金品をだまし取ろうとする職業の人たちが男女ともにいるということです。こういう人たちは相手の顔色、声音、機嫌なども把握しています。だから慎重に相手を見極める時間が必要なのです。
まず友達になってから時間をかけて相手との信頼関係が成立したのちにその相手と恋人同士になるというのはすてきな関係です。たとえ途中で恋人としてはうまく行かなくなって別れた後もまた友人として付き合えるし、相談相手にもなってもらえます。一緒にお食事をしたり旅行したりもできます。もうややこしい関係になる心配はないし。一生ものの人間関係ができるのです。
人生を良きパートナーと分かち合う幸せをどれだけの人が知っているでしょうか。見つけることは勿論持続させることも案外に難しいものだと思います。もし見つかったら知恵を絞って確保し、丁寧に熟成発酵させ、無くさないように継続的に発酵させ大切にしましょう。
すでにパートナーを見つけて幸せな人はどうぞいろいろなアイデアやヒントをコメントしてください。私はオバハンなのでもっと若い人の知恵をお借りしたいです。
2016.10.2