3月12日の朝のこと。「石」という文字が頭に入って来ました。続けて、「小さな字、だけど、、、」という思いが来たので、自分で、「でも、大きくて深い」と続けてそれを書きとめておきました。
今日は17日。やっとゆっくり字分けする気持ちのゆとりができたので、何日間か頭の中で渦巻いていた石に関した思いを書き記すことにしました。
石はとてもシンプルな形の字です。
和数字の「一」とカタカナの「ノ」と「口」の三つに分けられます。一は始とも読みますので、文字は始にしました。一はまた対するのもが無い存在でもあるので、絶対性も意味します。では各部分を一つずつ見て行きましょう。
始
女と台に分けられます。女といっても概念の女でなく、オンナ、音の名、メと読むと命と当てられるので、音の命と取り、それが土台になって始まったと教え示されています。女性が子を産み出す働きをしているので、始まりという字の通りだと言えます。
七命
絶対の能らきは展開すると七つになるという字があります。一プラスL(開くという意味にとれる形)。これをナナメと読むのですからビックリです。この時点で、すでに今まで一度も考えたことがなかったことを考えさせられたことになります。理解の深まりの体験です。絶対性は絶対のままでいたら展開は無いので、私たちも、住んでいる惑星も、他の諸々の事象は無い訳です。白光はプリズムに当たると七色に分かれます。カラフルな個性が展開されてくるということです。これを文字「七」(一プラスL)と読み音「ナナメ」が教え示してくださっているのです。宇宙實親の意図は私たちが理解するに必要な情報を懇切丁寧に教え示すことで、意識が練られて、より深くより高い次元に到達できるようにするところにあるのだと思います。
斜めは英語でdiagonalと言います。分解して並べ替えてみると、対話あるいは話と言う意味のdialogとna(ナ名、命を意味する)になります。命とは話、つまりコトバですと教え示して下さっています。時空軸においては、縦の線は磁性、横の線は電性を表していて、斜線が回転するという動き、つまり機能性を意味します(末尾の次元の図参照)。斜線の形をしたカナのノ(能)空を貫いて(兌)遍く存在している「意」がピタリと厳正に合わさって成立している時空が宇宙というところなのです。
ヒ祕
空の至高の智慧は一を「ヒ」とも読めるように設定し、読んだら必ず答を示しますと文字に意図を込めてあるのです。秘という字は以前「祕」と書きました。必ず示すと書いているのに、隠すという意味に取っているのが私たち人間の概念なのです。空の智慧は人間の智慧と違い、偏りや誤りがありません。闇が暗く覆っていて真理が見えにくい人間の意識の働きに光を当てるのが口という字の二つの読み方、クチとコウです。
STONE
英語で石をSTONEと言いますが、これもまた意味深長なコトバです。
S、エス、愛の数、愛のエネルギーの基盤は数、数が台となっているとも言えます。お金の計算に使うような概念付きの普通の数でなく、宇宙を支配している(主べている)狂いの無い数、絶対透明の至高のスピードを持つ数がアルファベットの19番目に位置するSという字です。
19なのでトクと読み、解いてみますと、愛数のTONE(調子、音色、音)ですよと示されています。更にS+T(テイ、云音表を参照しますと弖意)、天の意、また形から見ると十(ト、透、答)の上が無い、至高の十というふうに小田野先生が解釈されました。私たちもTをその意味でよく使っています。石はまたコクとも読みますので、光空(虚空)でもあると示されています。セキと読みますと、生命の基であるとも示されています。イシと読めばズバリ、意思です。
小さな字ですが、意味は広大であると分かって来ます。字分けをするには体力が必要です。掘り下げていくと途中で投げ出したくなるのですが、食い下がって行きますと、そのプロセスの間に様々な思いが入ってきて、驚いたり、目が覚めるような体験ができたりできます。ともかく逃げようとする奔馬のような自我の動きを制御しつつ続けて行くことが肝要です。以下は小田野先生の字分けです。食い下がり方が半端でないことが分かると思いますので、お見せします。
1982年6月13日 小田野記
2018.3.19
菊池静流
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