ご訪問者の皆々様新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
昨年は大荒れの気候が原因で多くの災害が起きた年でしたね。災害の原因を作る能力のある人間ですが、反面その対応に際しての無力さもつくづく実感させられました。ふと、おもちゃを毀した子供は嘆くだけで直すことが出来ないのに似ていると思いました。子供は後先も行動の結果も考えずに突っ走りがちですが、それが今の大多数の人類の成長の段階なのでしょうか。まだ幼稚で大きな視点で物事を考えることが出来ないのだということを自覚できたら多くの災害が未然に防げるのではないかというふうに考えます。人間の中には賢い人たちもいるのですからその知恵をお借りして国の政策を決めたら良いのにと思います。決め手は経済優先主義を見直して、地球の健康回復を優先させることだと思います。たった一つ優先順位を変えるだけです。はなはだ単純ですが、単純が根幹にあり、枝葉の複雑な機構、構造はその根幹から出てきているということに気がつくと今までと違った結論が出てくると思います。
政財界のトップの人たちが勝手に決めていることをひっくり返すのは無理だから何もしないでいるという気持ちは分かりますが、出来ることはあります。地球を汚染する結果につながることをしないようにするという選択肢があります。何が出来るか、どういううまい方法があるかを調べてみると色々とあります。消費者が使わないものはだんだんに製造しなくなりますので、消極的に変化をもたらすことが出来ます。他にもいろいろと出来ることを考えて見てください。誰が、何を目的としてこういう政策が実施されてしまったのかを考える人たちが増えると変化が起きてくるものなのです。人の心と心はあるレベルで繋がっているからなのです。私達はみんな潜在的影響力を人類全体に及ぼすことができる能力を授けられて生まれて来ているのだということを知ってください。自分が持っている潜在能力を花開かせる方法は自然を味方につけることだと教えて下さった人がいます。その人は地球の代弁者として一生を地球蘇生に捧げた人でした。『仏眼』の著者です。影響力が大きな人というのはまず、幸せな人なのだということも知って欲しいです。大自然のバックアップがあると人生に支障がでなくなり、楽しく幸せになるとも教えて頂きました。少しずつでも出来ることをしていると何故か自分が好きになり、幸せ感が出てきます。ぜひ実験して見てください。
今年の干支は庚子(かのえね)ですね。
ネといってもネズミではなく、子と書きますので、子の正体は一体何かというお話をします。
四つの読み音を持っている字ですので、それぞれに字を当てると、ネ(音)コ(光)シ(詞)ス(数)となることは以前にもお話ししたかと思います。この四文字が宇宙のありとあらゆる存在と現象を生み出し、維持、管理しています。その字がたった二画の小さな字なのには驚くばかりです。複雑形[i]ではなく単純形が単純系どころか複雑系の最たる宇宙の全現象の根本要素を含み持っているのです。
考えて見ますと、人間の心の働きもそれと同様だと思います。単純に、食べる、子孫を作るという動物としての面と生命維持以外の面とが絡み合って複雑な行動パターンを作り出しています。例えば疑問の答を求める、遊ぶ、社会の称賛を求める、他者を支配する、傷つける、競争をする、芸術的創造活動をする、奉仕活動をする、などです。何が一番大切で、何が枝葉末節かをそれぞれ見直して行く年にしたいですね。
下の図は逆さの木、(サカキ・榊)、あるいは吊木(ツルキ・剣に通ず)という、光透波理論における宇宙の構造図です。上に根っこ(ネ・音)があり、それを束ねた位置に幹があります。これが母音で出来ている日本語で、完と幹は同音です。それから母が生んだ子供の音を主にした枝葉の言語があります。言葉と書きます。
2020年は人類にとっての二十歳(ハタチ)の成人式でなく波田智の誠人[ii](言+成)式の年になるように願っております。そろそろおもちゃを毀してばかりの幼児性から脱却しないとまたまた災害の年になってしまいそうです。
[i] 複雑系とは、相互に関連する複数の要因が合わさって全体としてなんらかの性質を見せる系であって、しかしその全体としての挙動は個々の要因や部分からは明らかでないようなものをいう。 これらは狭い範囲かつ短期の予測は経験的要素から不可能ではないが、その予測の裏付けをより基本的な法則に還元して理解するのは困難である。 ウィキペディア
[ii] 人間の本質は実は言(コトバ)によって成っているもので、言とは電磁場である宇宙の英智(波田智)そのものである。それに気づき、言の本質である公明正大で嘘偽りのない人として誠実に生きることを始めた人が誠人であると光透波理論は提唱している。